Search Engineering Tech Talk 2026 Summerで「AIエージェントのための検索」を発表しました
2026年7月23日に開催されたSearch Engineering Tech Talk 2026 Summerで、「AIエージェントのための検索 - どう検索させ、何を返すか」というタイトルで発表しました。
発表の内容
AIエージェントは人間とは違う使い方で検索します。人間のクエリは平均2語程度ですが、エージェントのクエリは中央値で10語ほどあり、引用符やサイト指定も多用します。また、エージェントは返された結果をすべてコンテキストに入れるので、無関係な文書が混ざるとその影響を受けやすくなります。
発表では、この違いを踏まえて、エージェント向けの検索を「どう検索させるか」と「何を返すか」の2つの観点で整理しました。
どう検索させるかについては、次の3つのパターンを紹介しました。
- クエリ投げ型: Function callingやMCPで検索APIを呼び、固定のパイプラインで処理する
- コマンド型:
grep・ls・catのようなファイルシステムの語彙で探索させる - コード型(Search as Code): 検索のプリミティブをコードで組み合わせさせる
何を返すかについては、従来のRAGのようにチャンクを返す方式、生のコーパスを直接操作させる方式、絞り込んだ範囲をワークスペースとして渡して直接操作させる方式を比べました。
コマンド型の具体的な実装については、以前書いた検索エンジン上に作るAgent向け仮想ファイルシステムでも紹介しています。